かれんだーぼいすでコネタ! クリスマススペシャル
2011-12-25
『かれんだーぼいすでコネタ!』の世界観で、クリスマスのクローバーを書いてみました。
今回に限り、一行目に「カレンダーボイス」のセリフを含みません。
作中歌は、ボーカルアルバムのクリスマスソングをイメージしています。歌詞は自分で作ったものです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――
【ピンポーン】
せつな「ラブ、回覧板がまわってきたわ。なあに、これ?」
ラブ 「え~っと、四つ葉町商店街振興組合連合会より、恒例、クリスマスツリーの飾りつけ参加のお願い?」
せつな「なんだか難しい名前ね」
ラブ 「そうだね、クローバータウンストリート組合でいいのに」
あゆみ「歴史の長い商店街だから、横文字にするのに反対の人たちも多いのよ」
せつな「写真見せてもらったけど、ラブのおじいさまも厳格そうな人ね」
ラブ 「畳職人だからね」
あゆみ「でも、お父さんは結構気に入っていたのよ」
【脱線中?】
せつな「畳って、なんだかいい匂いがして好きよ」
あゆみ「せっちゃんの部屋に畳なんてあったかしら?」
ラブ 「和室の畳のことだよ! ほらっ、せつなって嗅覚もするどいから!」
せつな「ラブの畳ベッドで、一緒に寝てること話しちゃいけないの?」
ラブ 「わーわー、なんでもないの、おかあさん」
あゆみ「聞こえたわよ。せっちゃんに変なことしてないでしょうね?」
せつな「寒いから一緒に寝ようって、それだけよ。でも、一度だけラブがねぼけて――」
ラブ 「あわわ、スト~ップ! 畳なだけに、この話題はもうたたもうよ~、なんてね」
せつな「そもそも、なんの話題だったかしら……」
【回覧板まわさなくちゃ!】
ラブ 「そうだった! せつな、広場の大きな木があるでしょ? あれをツリーに飾り付けるの」
せつな「面白そうね。昨年は戦いがあって参加できなかったし、行ってみましょう!」
あゆみ「気をつけるのよ~」
【駅前の広場にて】
ラブ 「わあ~、やってるやってる」
美希 「ラブ! せつな! おはよう」
祈里 「おはよう。ラブちゃん、せつなちゃん」
ラブ 「美希たん、ブッキー、オーナメント作ってるんだ?」
せつな「これをあの木に飾ればいいのね? 私にまかせて!」
美希 「せつな! 危ないわよ!」
せつな「ハシゴがあるじゃない、このくらい平気よ」
美希 「そうじゃない、スカートが……」
せつな「えっ? えっ? きゃあぁぁぁ!!!」
ラ美祈「イタタ……」
美希 「そりゃあ、ハシゴの上でスカート押さえたりしたら……」
せつな「ごめんなさい」
祈里 「でも、せつなちゃん楽しそう」
せつな「どうしてかしらね、なんだかとてもワクワクしてるの」
ラブ 「それがクリスマスなんだよ」
【ラブの部屋に集まりました】
ラブ 「いよいよクリスマスパーティーだね」
美希 「まだディナーまでには時間あるわよ」
祈里 「ゲームでもして待ちましょう!」
ラブ 「じゃあ、『これ、だーれだ?』」
せつな「なあに、それ?」
ラブ 「どうぶつ、ひかえめ、天然、タヌキ」
せつな「わかった、ブッキーね!」
祈里 「最後のタヌキって一体……。じゃあ、わたしからも。寝坊、おやつ、笑顔」
美・せ「ラブ!」「ラブね!」
ラブ 「どうしてそれでわかるのよ~」
美希 「美人で、おしゃれで、勉強もスポーツも得意な子」
ラ・祈「せつな!」「せつなちゃん!」
美希 「否定はしないわよ……イジイジ」
せつな「馬鹿ね、自分で言うからよ。おちゃめ、おっちょこちょい、がんばり屋さん」
ラ・祈「美希たん!」「美希ちゃん!」
美希 「アタシ、イジメられてるのかしら……」
【クリスマスディナー】
ラブ 「さあ、待ちに待ったご馳走だよ!」
あゆみ「シャンパンで乾杯しましょう」
圭太郎「おっと、子供はジュースで我慢するんだぞ」
せ美祈「乾杯~、いただきま~す!」
ラブ 「オードブルに、スープにシチュー。フライドチキンにポテト。パスタにサンドイッチもあるよ」
せつな「コロッケは私が作ったのよ」
美希 「しっかり、ラブのハンバーグもあるわね」
ラブ 「うん、後は大体おかあさんだけど、せつなと一緒に手伝ったんだ」
あゆみ「はい。お待ちかね、クリスマスケーキよ」
ラブ 「わっは~、このナイフを入れる瞬間が幸せ~」
せつな「美味しそう!」
美希 「やっぱり、ケーキは苺が一番ね」
ラブ 「デザートは別腹だよね!」
せつな「それでも食べすぎよ、ラブ」
【クリスマスプレゼント】
祈里 「そろそろ、プレゼント交換しない?」
せつな「素敵! ブッキーのは手編みのマフラーね」
美希 「アタシ、めったに身に付ける物もらうことないから嬉しいわ」
ラブ 「モデルの美希たんに、衣装のプレゼントなんてできないよ」
せつな「私は平気よ。今度一緒に服を選んであげるわね」
美希 「ひぃ! 気持ちだけ受け取っておくわ。アタシのはアロマキャンドルよ」
祈里 「みんな形が違うのね。わたしのはライオンさん、ありがとう」
美希 「ラブは手作りのストラップね、なかなか可愛いじゃない」
ラブ 「おかあさんに、作り方教えてもらったの」
祈里 「せつなちゃんは、本? これ、全部英文ね」
美希 「アタシのは……フランス語!? 上等じゃない! 読破して見せるわ」
せつな「読めなかったら、泣きついてもいいのよ?」
ラブ 「せつな、あたしのは……参考書セット?」
せつな「実はおかあさんが、勉強になるものならおこづかい融通するって」
ラブ 「ひどいよ、せつな~」
せつな「泣かないの、受験生でしょ? 私がつきっきりで教えてあげるから」
ラブ 「それならがんばるよ!」
【ハッピー・メリー・クリスマス】
ラブ 「パーティーのしめくくりに、みんなで歌おうよ!」
美希 「いいわね、アタシも歌は得意よ」
せつな「私、一度も歌ったことないわ……」
祈里 「わたしも自信ない……」
ラブ 「ブッキーの学校なら、聖歌とか合唱しない?」
祈里 「それならあるけど、大勢の中に紛れるから」
美希 「ここで歌ってみなさいよ。聖歌はア・カペラで伴奏いらないんでしょ」
祈里 「笑わないでね。ラ~ララ~♪」
せつな「きれいな声ね……」
祈里 「次はせつなちゃんよ。歌も好きになれるって信じてる」
ラブ 「わくわく、せつなの初めての歌声ゲットだよ!」
美希 「きっと、せつなは歌も完璧ね!」
せつな「なるほど、ブッキーもグルだったのね! わかったわよ」
せつな「ル~ル~ルルル~♪」
ラブ 「あの時の子守唄だ……」
美希 「静かで落ち着いた声ね」
祈里 「うん、本当に眠くなりそう」
せつな「ごめんなさい。覚えてるの、これしかなかったの」
【フィナーレ】
ラブ 「じゃ、今度はみんなで元気よく歌おうよ! 3-2-1」
ラブ 「ワクワクする、クリスマスだ。街の人も、そわそわする♪」
美希 「サンタさんも、大忙し、プレゼント抱えてソリに乗る♪」
祈里 「赤い鼻のトナカイさん、雪の空も、星の海も、山の上越えてひとっ飛び♪」
せつな「ジングルベル ジングルベル 鈴がなる♪」
ラ美祈せ「今日は、楽しい、クリスマス~♪」
ラ美祈せ「せぇーのっ!」
ラ美祈せ「みんなっ! メリークリスマス!!」
今回に限り、一行目に「カレンダーボイス」のセリフを含みません。
作中歌は、ボーカルアルバムのクリスマスソングをイメージしています。歌詞は自分で作ったものです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――
【ピンポーン】
せつな「ラブ、回覧板がまわってきたわ。なあに、これ?」
ラブ 「え~っと、四つ葉町商店街振興組合連合会より、恒例、クリスマスツリーの飾りつけ参加のお願い?」
せつな「なんだか難しい名前ね」
ラブ 「そうだね、クローバータウンストリート組合でいいのに」
あゆみ「歴史の長い商店街だから、横文字にするのに反対の人たちも多いのよ」
せつな「写真見せてもらったけど、ラブのおじいさまも厳格そうな人ね」
ラブ 「畳職人だからね」
あゆみ「でも、お父さんは結構気に入っていたのよ」
【脱線中?】
せつな「畳って、なんだかいい匂いがして好きよ」
あゆみ「せっちゃんの部屋に畳なんてあったかしら?」
ラブ 「和室の畳のことだよ! ほらっ、せつなって嗅覚もするどいから!」
せつな「ラブの畳ベッドで、一緒に寝てること話しちゃいけないの?」
ラブ 「わーわー、なんでもないの、おかあさん」
あゆみ「聞こえたわよ。せっちゃんに変なことしてないでしょうね?」
せつな「寒いから一緒に寝ようって、それだけよ。でも、一度だけラブがねぼけて――」
ラブ 「あわわ、スト~ップ! 畳なだけに、この話題はもうたたもうよ~、なんてね」
せつな「そもそも、なんの話題だったかしら……」
【回覧板まわさなくちゃ!】
ラブ 「そうだった! せつな、広場の大きな木があるでしょ? あれをツリーに飾り付けるの」
せつな「面白そうね。昨年は戦いがあって参加できなかったし、行ってみましょう!」
あゆみ「気をつけるのよ~」
【駅前の広場にて】
ラブ 「わあ~、やってるやってる」
美希 「ラブ! せつな! おはよう」
祈里 「おはよう。ラブちゃん、せつなちゃん」
ラブ 「美希たん、ブッキー、オーナメント作ってるんだ?」
せつな「これをあの木に飾ればいいのね? 私にまかせて!」
美希 「せつな! 危ないわよ!」
せつな「ハシゴがあるじゃない、このくらい平気よ」
美希 「そうじゃない、スカートが……」
せつな「えっ? えっ? きゃあぁぁぁ!!!」
ラ美祈「イタタ……」
美希 「そりゃあ、ハシゴの上でスカート押さえたりしたら……」
せつな「ごめんなさい」
祈里 「でも、せつなちゃん楽しそう」
せつな「どうしてかしらね、なんだかとてもワクワクしてるの」
ラブ 「それがクリスマスなんだよ」
【ラブの部屋に集まりました】
ラブ 「いよいよクリスマスパーティーだね」
美希 「まだディナーまでには時間あるわよ」
祈里 「ゲームでもして待ちましょう!」
ラブ 「じゃあ、『これ、だーれだ?』」
せつな「なあに、それ?」
ラブ 「どうぶつ、ひかえめ、天然、タヌキ」
せつな「わかった、ブッキーね!」
祈里 「最後のタヌキって一体……。じゃあ、わたしからも。寝坊、おやつ、笑顔」
美・せ「ラブ!」「ラブね!」
ラブ 「どうしてそれでわかるのよ~」
美希 「美人で、おしゃれで、勉強もスポーツも得意な子」
ラ・祈「せつな!」「せつなちゃん!」
美希 「否定はしないわよ……イジイジ」
せつな「馬鹿ね、自分で言うからよ。おちゃめ、おっちょこちょい、がんばり屋さん」
ラ・祈「美希たん!」「美希ちゃん!」
美希 「アタシ、イジメられてるのかしら……」
【クリスマスディナー】
ラブ 「さあ、待ちに待ったご馳走だよ!」
あゆみ「シャンパンで乾杯しましょう」
圭太郎「おっと、子供はジュースで我慢するんだぞ」
せ美祈「乾杯~、いただきま~す!」
ラブ 「オードブルに、スープにシチュー。フライドチキンにポテト。パスタにサンドイッチもあるよ」
せつな「コロッケは私が作ったのよ」
美希 「しっかり、ラブのハンバーグもあるわね」
ラブ 「うん、後は大体おかあさんだけど、せつなと一緒に手伝ったんだ」
あゆみ「はい。お待ちかね、クリスマスケーキよ」
ラブ 「わっは~、このナイフを入れる瞬間が幸せ~」
せつな「美味しそう!」
美希 「やっぱり、ケーキは苺が一番ね」
ラブ 「デザートは別腹だよね!」
せつな「それでも食べすぎよ、ラブ」
【クリスマスプレゼント】
祈里 「そろそろ、プレゼント交換しない?」
せつな「素敵! ブッキーのは手編みのマフラーね」
美希 「アタシ、めったに身に付ける物もらうことないから嬉しいわ」
ラブ 「モデルの美希たんに、衣装のプレゼントなんてできないよ」
せつな「私は平気よ。今度一緒に服を選んであげるわね」
美希 「ひぃ! 気持ちだけ受け取っておくわ。アタシのはアロマキャンドルよ」
祈里 「みんな形が違うのね。わたしのはライオンさん、ありがとう」
美希 「ラブは手作りのストラップね、なかなか可愛いじゃない」
ラブ 「おかあさんに、作り方教えてもらったの」
祈里 「せつなちゃんは、本? これ、全部英文ね」
美希 「アタシのは……フランス語!? 上等じゃない! 読破して見せるわ」
せつな「読めなかったら、泣きついてもいいのよ?」
ラブ 「せつな、あたしのは……参考書セット?」
せつな「実はおかあさんが、勉強になるものならおこづかい融通するって」
ラブ 「ひどいよ、せつな~」
せつな「泣かないの、受験生でしょ? 私がつきっきりで教えてあげるから」
ラブ 「それならがんばるよ!」
【ハッピー・メリー・クリスマス】
ラブ 「パーティーのしめくくりに、みんなで歌おうよ!」
美希 「いいわね、アタシも歌は得意よ」
せつな「私、一度も歌ったことないわ……」
祈里 「わたしも自信ない……」
ラブ 「ブッキーの学校なら、聖歌とか合唱しない?」
祈里 「それならあるけど、大勢の中に紛れるから」
美希 「ここで歌ってみなさいよ。聖歌はア・カペラで伴奏いらないんでしょ」
祈里 「笑わないでね。ラ~ララ~♪」
せつな「きれいな声ね……」
祈里 「次はせつなちゃんよ。歌も好きになれるって信じてる」
ラブ 「わくわく、せつなの初めての歌声ゲットだよ!」
美希 「きっと、せつなは歌も完璧ね!」
せつな「なるほど、ブッキーもグルだったのね! わかったわよ」
せつな「ル~ル~ルルル~♪」
ラブ 「あの時の子守唄だ……」
美希 「静かで落ち着いた声ね」
祈里 「うん、本当に眠くなりそう」
せつな「ごめんなさい。覚えてるの、これしかなかったの」
【フィナーレ】
ラブ 「じゃ、今度はみんなで元気よく歌おうよ! 3-2-1」
ラブ 「ワクワクする、クリスマスだ。街の人も、そわそわする♪」
美希 「サンタさんも、大忙し、プレゼント抱えてソリに乗る♪」
祈里 「赤い鼻のトナカイさん、雪の空も、星の海も、山の上越えてひとっ飛び♪」
せつな「ジングルベル ジングルベル 鈴がなる♪」
ラ美祈せ「今日は、楽しい、クリスマス~♪」
ラ美祈せ「せぇーのっ!」
ラ美祈せ「みんなっ! メリークリスマス!!」
スポンサーサイト
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://jibd.blog112.fc2.com/tb.php/235-56e7e6da